今日もお外が、呼んでいる。

毎日の、スローランニングやウオーキングの記録。読書メータまとめも。

1月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2470
ナイス数:145

ミッドナイト・バスミッドナイト・バス感想
「男と女が出会って、子を授かって結婚し、家族になる」。でもそれが離婚によって、家庭が崩壊しても。親子であることには変わりない。憎しみあったわけじゃない。主人公・利一には恋人がいるけれど、新しい家族を持っている元妻の事も、いろいろ気になって心配してしまう。一度繋がった縁っていうのは、何かしら続いていくっていうのが。随所に感じられました。恋愛要素4・家族要素6。「優しくしないで、甘えてしまうから」など胸キュンしちゃう切ないセリフも印象的でした。映画はどんな感じだったのかなあ。
読了日:01月02日 著者:伊吹 有喜
心と体が軽くなる! 楽しいスローランニング (Gakken Sports Books)心と体が軽くなる! 楽しいスローランニング (Gakken Sports Books)感想
わかりやすい書いてあるし、ストレッチの事もあり。シンプルな内容なので挑戦したいです。
読了日:01月06日 著者:MIDORI
まんぷくローカルマラソン旅まんぷくローカルマラソン旅感想
約1年ウオーキングをして。体が慣れたようで、最近体重が落ちない。ならばちょっと走ってみるか?と、図書館で入門編を探していたら。偶然この本に会いました。読んで一言。「市民マラソンって、楽しそう!」。コンサートの遠征に行くの同じで。マラソンに参加することで、開催地の人と触れ合ったり、給水地点でのおもてなしがあったり。なるほどねえ。マラソンってTV中継を見ると、とても過酷に思えてました。作中面白かったのが「カレーマラソン」。具材を取りに各自走るって(笑)。入門編というよりは、「こんなに楽しいんだよ」を知るかな
読了日:01月08日 著者:たかぎなおこ
スロージョギング健康法 ゆっくり走るだけで、脳と体が元気になる!スロージョギング健康法 ゆっくり走るだけで、脳と体が元気になる!感想
「どうすると、どういう効果があるのか」。ただゆっくり走るだけでなく、その理由づけがあると、続けることにつながりそう。「おお!、そうか」と納得するところがいくつもありました。①準備運動は不要(通勤時にしないのと同じ)。走り終わったら、ストレッチ。できれば走り出す前に、数十メートル歩くとよし。②せっかく続けても、止めて一か月すると。善玉コレステロール値が元に戻る。③スピードに関係なく、走行距離に比例。1㎞走れば、体重1㎏あたり1㎉消費。30分弱で読めるので図書館本で十分。参考書は「暑さが薄いほど効果ある」。
読了日:01月11日 著者:田中 宏暁
拳に聞け!拳に聞け!感想
表紙から主人公のボクサーが云々・・・って話かと思ったら。立ち退き寸前のボクシング・ジムに出会った、「便利屋」省吾が主人公。舞台は大阪っていう設定が面白い。熱血スポコン物ではなく、商店街の人情味あふれる雰囲気もいい。ジムの会長の息子・勇気が、日本チャンピオンを目指していく「ボクシング」話は、漫画「リングにかけろ」世代にはたまりません。パンチの威力を「頭から水しぶきが飛ぶ」っていう言い回し、なるほどなあ!。誰もがみな、かつての仲間と繋がっている。会長の愛弟子や、省吾の元仕事仲間の話もチョイホロり。
読了日:01月15日 著者:塩田 武士
さいはての彼女 (角川文庫)さいはての彼女 (角川文庫)感想
何かに行き詰ったり、心をリセットしたいとき。自分の身をいつもとは違うところへ置いてみる。それが旅の効能なのかも。そう思える短編集。沖縄に行くはずが、北海道に着いてしまったワンマン女社長。一緒に行くはずだった友達の家族が病気になったので、一人旅になった女性。会社上層部に腹を立て、一か月の有休をとって北海道にきた女性。それぞれが現地で出会った人や自然と触れ合うことで、方向転換していく様。その描写が目の前の光景のように、広がっていきました。最後はバイク旅に出かける娘を見送る母にも共感。長く旅していないな、私。
読了日:01月17日 著者:原田 マハ
戻る男戻る男感想
「あの時に戻れたら、やり直したい」。きっと誰もが持っている過去の古傷をなくすことができたなら。やってみますか?。映画で観るタイムスリップものは、古傷を修正する事に重きが置かれていて。周囲の人の記憶はどうなる?というかねてからの疑問を、主人公も感じ確認していく所が、話に入りやすかったです。そして一度経験すると、もう一回と欲が湧き。体験料の値段を吊り上げられても、やっぱり挑戦してしまう。人間の欲望の性ですなあ。終盤の謎解きが、主人公の語りでずらずら書かれているのが、またリアル。いろんな経験が自分を作ってるのだ
読了日:01月21日 著者:山本 甲士
夏のくじら夏のくじら感想
大崎さんというと「書店もの」をイメージするけど。デビューからまだ2年後に出版されたとあって、瑞々しいです。よさこいって何?と初心者の私にも、わかりやすく解説されている。いとしの女性を探す気持ちもあって、祖母宅がある高知大学に進学した篤史の。よさこいを通じて地域の人たちと交わっていく様子が、若さみなぎってます。そして地元高知の人たちの「土佐弁」満載なのが、話をきゅっと盛り上げていて、かっこいい。よさこい、今度テレビで観る機会があったら逃しちゃいかんね。
読了日:01月25日 著者:大崎 梢
脅迫者 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫)脅迫者 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫)感想
前作「報い」を読んだのが2年前。このシリーズもちょっと飽きたなと、この第8作手を付けていなかった私にカツ!。「自分が関わった事件を再捜査することはまずない」掟を、今作では破って進めていくのが目新しい。かつての同僚や上司に対峙する沖田を、西川が支えている。今までだと相反する面が多かった二人が、強力バディなのが胸アツ。それだけ二人も経験を積み年を取ったのね。推理要素は薄めなので、読みやすかったし。何より終盤で二人が「俺たちに何かあったら」と”仲間たち”に託する場面。堂場さんの警察物を読んだ人にはたまらん!
読了日:01月29日 著者:堂場瞬一

今月のベストは、「さいはての彼女/原田マハ」でした。
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