今日もお外が、呼んでいる。

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5月読書まとめ。ベストは柚月裕子さん「検事の信義」

5月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3456
ナイス数:186

世界一やせる走り方世界一やせる走り方感想
4年前出版ですが。フィジカルトレーナー・フィットネストレーナーの著者本とあって。ただ適当に走っている私には、食事面や走る心がけなど実にジャストミート。「あなたについた脂肪は、何年もかけて積み重ねた食生活や運動習慣によってできたもの」ど、どきーん!。「我慢するのではなく、まず何も考えずに口に物を放りこむ習慣をなくす」。が、がーん!!。だけど「三日坊主も何回も繰り返せば大丈夫」。走る”習慣づけ”から始めようかと、元気をもらいましたナイスな1冊。よく本屋で見つけたなあ。
読了日:05月01日 著者:中野ジェームズ修一
答えのない道徳の問題 どう解く?答えのない道徳の問題 どう解く?感想
SNS友達の書き込みで興味を持ち借りました。児童書区分。子供の頃は「ねえ、どうして?」と親を質問攻めにしたけど。親の立場になったらわかった。素朴な実門だから、答えられない。①「将来何になりたいの?」って、どうして大人は聞かれないの? ②学校で友達とすごす時間8時間・家で家族と過ごす時間3時間。「大好きな家族が一番一緒にいられないのはどうして? ③ケンカをすると先生に怒られるのに、国と国のケンカはどうして怒られないの?。④ネット上の友達と学校の友達、どっちが本当の友達っていえるの?。--。うー、難しいなあ。
読了日:05月01日 著者:山﨑 博司,木村 洋,二澤平 治仁
宴の前 (単行本)宴の前 (単行本)感想
春に統一地方選挙があったところに、この「知事選」本。タイムリーに選んだ感じ。①現職知事・安川②知事選に名乗りを上げた元メダリスト・涼子③地元新聞「民報」④それぞれの関係者。この4つを軸に交互に話が進んでいくのが、一気読みする面白さ。私の住む県も、現職知事&元副知事&共産と3人の候補が出て。もしかしたらこの作品のような、水面下でのやり取りがあったかもって考えちゃいました。選挙で有利なのは「知名度」。それをどう生かすか。選挙という「宴」の前の出来事がメインに来て、最後はそうくるか!とやられました。
読了日:05月04日 著者:堂場 瞬一
がんこスーパー (ハルキ文庫)がんこスーパー (ハルキ文庫)感想
肩たたき(死語かも)にあって、早期退職→引き抜き転職。のはずがなぜかスーパーの副店長に派遣され。「そんなばかな」なんて落ち込んではいられない。転がる石はいつか丸くなるように。主人公・一成が職場やご近所さんたちに助けられて、少しずつ「お仕事バージョン」UPしていく様が気持ちいい。一人で新しいアイディアは生まれない。スーパーのパートさんたちの心をつかみ、地域農家のおじいちゃん・おばあちゃんたちも巻き込んでいく展開。「規格外だからがんこな野菜」。なるほどね。底辺からの大逆転していく所が、スカッとする作品でした
読了日:05月11日 著者:山本甲士
人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと。人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと。感想
いつもニコニコ元気印のイメージなメイコさん(1934生)。文中に出てくる黒柳徹子さん(1933生)、美空ひばりさん(1937生、52歳没)。TVが元気だったあの世代の方で、2歳でデビューの芸能生活80年越え!。2010年出版の本。70歳半ばで「どういう最後を迎えたい」か。それはタレントとしてではなく、一人の女性として同じような思いを持つ方は多いかもしれない。「自分の最後はひっそりと」。メイコさんの家族一人一人に宛てた、思いや願い。同じ子供でもそれぞれ母の気持ちは違う。娘婿・杉本哲太さんとの逸話も、いい按配
読了日:05月13日 著者:中村 メイコ
それでも空は青いそれでも空は青い感想
タイトルのフレーズが出てくるのは、最初と最後の短編だけ。7つの話がそれぞれ別の話な、完全なる短編集。ここまで潔いのは久しぶりかも。お気に入りを挙げるとすると。「僕と彼女と牛男のレシピ」。7歳年上の彼女と、交際する一歩手前のバーテンダーの話。牛男が実は息子の名前(正しくは潮)っていうのもひねってあるし。バーテンダーはサッカー好き&潮は野球好きと盛り上がらないのもあちゃーな感じ。そこからバーテンダーが奮起して潮に歩み寄っていく様がいい感じ。家族ってなんだ?な答えがなるほどと考えました。
読了日:05月17日 著者:荻原 浩
検事の信義検事の信義感想
待ってました佐方シリーズ。アンソロジーに掲載された短編もあったけど。「誰も気づかないちょっとした事」を見つけ、考え調べていく佐方の仕事ぶり。時に事務官・増田の視点から展開するストーリーが、より話を客観的に読め、そこが面白い。表題作が一番お気に入り。佐方は刑事部から回ってきた案件を起訴する公判部所属。だけどそんなの関係ない。「なぜ被告は犯行後2時間の間に、5キロしか移動しなかったのか?」。増田を伴い調べていく様は、残り少ないページにやきもきしたけど。予測しなかった結果にホロリ。「罪をまっとうに裁く」。信念だ
読了日:05月18日 著者:柚月裕子
クロワッサン 2018年8/25号 No.979[あの本を、もういちど。]クロワッサン 2018年8/25号 No.979[あの本を、もういちど。]感想
あまり読みたい本は、なかった。
読了日:05月20日 著者: 
ダ・ヴィンチ 2018年7月号ダ・ヴィンチ 2018年7月号感想
湊さん特集。すごいなあ。私は白湊さんが好き。
読了日:05月20日 著者: 
ダ・ヴィンチ 2018年10月号ダ・ヴィンチ 2018年10月号感想
ヤスケンさんの魅力たっぷりで大満足~。読みたい本多し。
読了日:05月20日 著者: 
アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴンアンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン感想
よ!待ってましたよ。東京バンドワゴン。毎年新しい登場人物が出てきて、人物相関図が見開き2頁までに拡大してきたけど。9年経った今作(途中番外編があるため)いよいよ。サチさんの「涙は悲しくても嬉しくても出てくる。それは別れも出会いも同じ一つの巡り合わせ」。そうなんだよねえ。春夏秋冬それぞれの章で、家族や仲間にいろんなことが起こり。勘一をはじめ皆で解決していく。毎回冒頭でみんな一緒の朝食。勘一のトマトにワサビ等毎回笑いありなのが、ちょっとうらやましいかな。徐々に世代交代が始まった堀田家のこれからも目が離せません
読了日:05月22日 著者:小路 幸也
キャベツ炒めに捧ぐキャベツ炒めに捧ぐ感想
読メで人気作だったので手に取りました。意外に初読。女3人集まれば、大抵もめ事等ドロドロになるのが世の常ですが。アラ還レディ(にしておこう)は、総菜屋「ここ家」の仲間。なんやかんや一、わいわい集っているのがいい。「食べることが楽しい=生きることがそれなりに楽しい」。それに尽きるかな。それぞれ離婚・死別・未婚jな過去の話も途中挟み。だけどそれが重苦しくない。互いちょっと過去の話は気になるけれど。さらりとかわすのがレディの心得。「61歳の酸いも甘いも噛分けた女にしかできない、円熟の微笑み」。なるほど。
読了日:05月24日 著者:井上 荒野
みかづきみかづき感想
長く積読にしていた自分に喝!。そのボリュームに気が引けていたのですが、とても読みやすい。大島家3代にわたる塾の話。登場人物が少ないので戸惑いません。実は学習塾に行ったことがなく(塾が地元になかった)。なるほどなあと今更ながら、塾のいい所・改善点などを客観的に見れました。最初は千明のブルトーザー型突進ぶりが目立つけど。時折流れゆく時代背景が織り込まれていて。もしかしたらノンフィクション?と思うほど。「子供たちに教えるという事」とは何か。塾経営というお仕事的側面や、家族間の関係。飽きることなく読了しました。
読了日:05月29日 著者:森 絵都
ダ・ヴィンチ 2018年6月号ダ・ヴィンチ 2018年6月号感想
柚月裕子さん特集。とても興味深く、なぜあそこまで武骨な作品ができるのかが、少し垣間見れたような。読みたい本も多数。1年前の雑誌だと、図書館でも入手できる本が見つけられるので助かる。これからそうしよう。漫画特集が近頃多いので、買うまでではないかな。個人的に。
読了日:05月31日 著者: 

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