今日もお外が、呼んでいる。

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7月読書まとめ

2019年7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1799ページ
ナイス数:111ナイス

https://bookmeter.com/users/269616/summary/monthly
■炎天夢 東京湾臨海署安積班
今回は長編。できれば一気に読むのをおすすめ。殺人が起きて帳場が立ち。いろんな人が安積の周りを動くから。事件を解決に導くためには、やはり「安積班」の力が必要。捜査本部で散っていながらも、安積のそれぞれの力を発揮。読んだことある方は、あのキャラが!なところも満載。このシリーズ、安積が主人公。「安積はそう覆った」と安積の視線から冷静に描かれているので、話に入りやすいのでしょう。ミステリーというよりは、警察人間模様。帯にシリーズの紹介があって。どこから読んだっけな?等、昔を思い出しました。
読了日:07月12日 著者:今野敏
https://bookmeter.com/books/13762806

■アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係
今回の捜査対象はアロワナ、タカ、ラン。そういえば鼻って出てきたかなあ、と思ったら。「動植物管理係=植物も対象」ときましたか。相変わらず斜め上を行く薄(うすき)巡査の行動に振り回されている須藤ですが。今作は、薄のなかなかいい所を突く考えが光ってます。ランはカーテン等を挟む=直接日光をあてないことをヒントに、事故死を他殺とするなど。真面目な警察物な点もありました。本の参考資料に、「NHK趣味の園芸 洋ランの育て方」を見つけました。すごいな。
読了日:07月14日 著者:大倉 崇裕
https://bookmeter.com/books/13765587

■もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた: NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 (NHKネコメンタリー 猫も、杓子も。)
人気作家も、猫には形無し。って感じかな。「すごくつらい時があっても、猫にご飯をあげる」「旅行の途中、子猫が気になって旅行中止」。ねこあるある(私もした)。中でも吉田修一さんの「犬みたいに働くわけじゃなし、猫ってどこがいいの?という言いかたをする人は、その心でいる限りわからない。説明できないことが大切」は、なるほどなーと。村山さんの猫が、村山さんに書いた設定の手紙。猫心がわかってるねー。仕事の話もあるので、猫好きかつ著者ファンの方は。一読の価値あり。
読了日:07月16日 著者:角田 光代,吉田 修一,村山 由佳,柚月 裕子,保坂 和志,養老 孟司
https://bookmeter.com/books/13575696

■風が強く吹いている (新潮文庫)
「不可能と思えることも、10人集まればもしかして」。灰二と走(かける)以外は、陸上未経験者。たまたま同じ「竹青荘」の住人になった10人が、箱根駅伝に挑戦するって。マジですか?と驚きながら読み始めました。エントリーギリギリの10人が、互いに補い励ましていく。若いって何でもできるんだよ。そんな風にいつの間にか一緒に応援していました。まさかの本選で、走者それぞれがメインで話が進んでいく所も、読む手が止まりません。「できる」と思い込める力が、彼らの実力のものを生み出していたのかもしれません。
読了日:07月20日 著者:三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/578430

■20 (実業之日本社文庫)
マウンド上のルーキ。ノーヒットノーラン、達成できる、か?。この疑問符が作品の味。普通だとみんなハラハラドキドキなのに。ピッチャー有原は「僕でいいんですか?」と気弱だし、ノーコンすぎてリードが取れない。ただたまに、154キロの速球が出るのが予測不可能でここまで来たって感じ。ええー?!。「しっかりしろー!」と野次りたくもなる。そんな有原を囲むチームメイトや対戦相手、球場前の中華料理店など。いろんな人のエピソードが挿入されているのがナイス。ノーノー試合は達成できるのか。それは読んでのお楽しみ

読了日:07月24日 著者:堂場 瞬一
https://bookmeter.com/books/7376595